BLOG ブログ

社長のための週一経営メモ/「どんな眉にしたいですか?」だけでカウンセリングを終えていませんか?|美容サロン売上改善を考える

眉毛サロンでのカウンセリング。

「今日は、どんな眉にしたいですか?」

「自然な感じで」

「平行眉っぽく」

「少し細めに」

お客様の希望を聞いて、その内容を確認して施術に入る。

ごく普通の流れだと思います。

「どんな眉にしたいですか?」だけでカウンセリングを終えていませんか?

お客様の希望を聞いて、その内容を確認して施術に入る。

ごく普通の流れだと思います。

でも、少しだけ考えてみてください。
その答えだけで、お客様が本当に望んでいることまで分かったと言えるでしょうか。

1.「どんな眉にしたいですか?」――その答えだけで十分でしょうか

「自然な感じで」「平行眉で」「少し細めに」

眉毛サロンでのカウンセリング。
「今日は、どんな眉にしたいですか?」
「自然な感じでお願いします」
「平行眉っぽくしたいです」
「少し細めがいいです」

お客様の希望を聞いて、その内容を確認しながら施術に入る。
ごく普通の流れだと思います。

もちろん、お客様がどんな眉を希望されているのかを確認することは大切です。

でも、ここで少しだけ考えてみてください。

お客様から、
「自然な感じで」
という答えが返ってきたとき。

その言葉だけで、
お客様が本当に望んでいることまで分かったと言えるでしょうか。

お客様が口にした希望=本当に望んでいること?

たとえば、
同じ「自然な感じにしたい」という言葉でも、
その理由は人によって違うはずです。

「仕事柄、あまり派手な印象にはしたくない」
という方もいるでしょう。

「優しい雰囲気に見られたい」
という方かもしれません。

あるいは、
「自分で眉を描くのが苦手だから、なるべく手を加えなくても自然に見えるようにしたい」
という意味かもしれません。

お客様が伝えてくれたのは、
「どんな眉にしたいか」
という希望です。

でも、その眉を希望する理由まで、
その一言の中に全部含まれているのでしょうか。

「平行眉にしてください」
と言われたから、平行眉にする。

「細めがいいです」
と言われたから、細めにする。

それで、
お客様の希望を十分に理解したことになるのでしょうか。

“眉の形”は聞けても、“その先”まで聞けていますか?

お客様自身も、
自分の希望をうまく言葉にできていないことがあります。

「なんとなく、今の眉が好きじゃない」
「もう少し垢抜けたい」
「自分に似合う眉がよく分からない」
そこまでは分かっていても、

「では、どうなれたら嬉しいのか」
までは考えたことがない。

そんな方もいるのではないでしょうか。

だとすると、
カウンセリングで聞いている「眉の形」は、
お客様の希望の入口にすぎないのかもしれません。

「どんな眉にしたいですか?」
という質問の答えだけで、
その方の希望を分かったつもりになっていませんか?

もし、そこでもう少し具体的な質問を投げかけるとしたら、

「その眉、誰に見てもらいたいですか?」
「誰か、褒めてもらいたい人はいますか?」
「その人に、どんなふうに見られたら嬉しいですか?」

そんなことを聞いてみることはできないでしょうか。

すると、
「実は、久しぶりに会う友達がいて」
「今度、気になる人と出かけるんです」
「職場で、もう少し柔らかい印象に見られたくて」

そんな、
お客様が最初には話していなかった気持ちが出てくるかもしれません。

「自然な感じで」
という一言だけでは分からなかった、
その眉にしたい本当の理由が、少しずつ見えてくるのではないでしょうか。

2.なぜ、その眉になりたいのでしょうか

「平行眉にしたい」のは、なぜ?

たとえば、お客様から、
「平行眉にしたいです」
と言われたとします。

そこで、
「分かりました」
と終わらせるのではなく、

「どうして平行眉にしてみたいと思ったんですか?」
と、もう一つ聞いてみる。

すると、
「今より柔らかい印象になりたくて」
という答えが返ってくるかもしれません。

では、その方が欲しいものは、
「平行眉」
なのでしょうか。

それとも、
「柔らかい印象に見られる自分」
なのでしょうか。

眉の形は、目的そのものではなく、
その人が何かを手に入れるための手段なのかもしれません。

「垢抜けたい」の、
その先には何がありますか?
「もう少し垢抜けたいんです」

これも、よく聞く言葉です。
では、その「垢抜けたい」の先には何があるのでしょう。

「久しぶりに友達と会うから」
「新しい仕事を始めるから」
「写真を撮る機会が増えたから」
「最近ちょっと、自分を変えてみたくなったから」

同じ「垢抜けたい」でも、
その背景はそれぞれ違います。

もし、その理由まで分かれば、
「少し大人っぽく見える方向がいいのか」
「柔らかく親しみやすい印象がいいのか」
「普段のメイクが楽になる方がいいのか」
施術者側の提案も変わってくるのではないでしょうか。

お客様が口にした言葉の、その奥にある「なぜ」。
そこまで、聞けていますか?

お客様が欲しいのは“眉の形”そのものでしょうか

お客様が口にする希望は、とても大切です。

でも、その言葉の奥にある理由まで聞いてみると、
「眉毛をどうするか」

という話から、
「このお客様は、どうなりたいのか」
という話に変わってきます。

「朝のメイクを楽にしたい」
「きちんとした印象に見られたい」
「人と会うときに、もう少し自信を持ちたい」
「自分に似合うものを知りたい」

考えてみると、
眉毛サロンに来店されるお客様は、

眉を整えたいから来るのではなく、
整えた眉で何かを手に入れたいから来店されているのかもしれません。

朝の余裕かもしれない。
自信かもしれない。
誰かに褒めてもらうことかもしれない。
あるいは、自分でも気づかなかった魅力を知ることかもしれません。

だとしたら、

「どんな眉にしますか?」
だけで終わらせるのは、少しもったいない気がしませんか。

3.その希望が叶ったら、次に何をしたいですか?

「朝のメイクが楽になったら?」

ここでもう一歩、先まで聞いてみませんか。

お客様が、
「朝のメイクを楽にしたいんです」
と話してくれたとします。

それだけでも、
その方が眉を整えたい理由がかなり見えてきました。

でも、
「朝のメイクが楽になったら、その時間をどう使いたいですか?」
と聞いてみたらどうでしょう。

「もう少しゆっくり朝ごはんを食べたい」
「子どもの支度に余裕を持ちたい」
「毎朝バタバタしているので、少し落ち着きたい」
そんな答えが返ってくるかもしれません。

そうなると、
その方が本当に手に入れたいものは、

「眉を描く時間を短くすること」
だけではありません。

朝に少し余裕を持てる生活
なのかもしれません。

眉を整えるという一つの施術が、
その人の毎日の小さなストレスを減らしている。

そう考えると、
提供している価値の見え方も変わってきませんか。

「自信が持てるようになったら?」
「人前に出るとき、もう少し自信を持ちたい」
という方ならどうでしょう。

「自信を持てるようになったら、何かやってみたいことはありますか?」
と聞いてみる。

「仕事で、もっと堂々と話せるようになりたい」
「久しぶりに写真を撮りたい」
「人と会う予定を、もっと楽しめるようになりたい」
そんな話が出てくるかもしれません。

ここまで来ると、
「眉を整える」
という話から、ずいぶん離れてきたように感じるかもしれません。

でも、お客様にとって大切なのは、
むしろこちらなのかもしれません。

お客様自身も、まだ気づいていない“その先”

最初は、
「なんとなく眉を整えたい」だったかもしれないお客様。

でも、話をしていくうちに、
「そうか。私は仕事で、もう少し自信を持って人と話せるようになりたかったんだ」
と、自分でも気づいていなかった気持ちが言葉になっていく。

場合によっては、
「眉が嫌だったと思っていたけれど、本当は人からどう見られているのかがずっと気になっていたんだ」

というように、
それまで悩んでいた本当の原因にすら気づくことがあるかもしれません。

そう考えるとカウンセリングは、
施術者がお客様の希望を確認するだけの時間ではなく、
お客様自身が、自分の望んでいることや、
それまで悩んでいた本当の原因にすら気づいていく時間
にもできるのではないでしょうか。

「眉をどうしますか?」
から始まった会話が、
「自分は本当はどうなりたいのか」
というところまでつながっていく。

そこまで話を聞いてもらえたとしたら、
お客様にとって、そのカウンセリングはどんな時間になるでしょう。

4.カウンセリングは「注文を聞く時間」なのでしょうか

希望された眉を作るだけでいいのでしょうか

お客様から、
「こういう眉にしてください」
と言われた。

その通りに仕上げる。
もちろん、それも大切な仕事です。

希望した通りになれば、お客様も満足されるでしょう。

でも、ここで一つ考えてみてください。
施術者であるあなたには、
お客様自身がまだ気づいていない魅力が見えていることもありませんか。

骨格。
顔立ち。
表情。
普段のメイク。

その方が持っている雰囲気。

そういったものを見て、
「こちらの形も似合いそうだな」
「少し変えるだけで、もっと柔らかい印象になるな」
「この方は、実はこういう雰囲気も似合うんじゃないかな」
と感じることもあるのではないでしょうか。

だとすると、
お客様から言われた形をそのまま作るだけで終わるのは、
少しもったいないのかもしれません。

お客様自身も知らなかった魅力を、一緒に見つける

お客様自身は、
「私はこういう眉しか似合わない」
と思っているかもしれません。

昔からずっと同じ眉を描いているから。
以前、誰かにそう言われたから。
自分の顔はこういうタイプだと思い込んでいるから。

でも、プロであるあなたから見ると、
別の魅力が見えていることもある。

そこで、
「こういう形も似合うと思いますよ」
「少しここを変えると、また違う雰囲気になりますよ」

と提案してみる。
そして仕上がった自分を鏡で見たお客様が、
「え、私ってこんな感じも似合うんだ」
と思ってくれる。

それって、単に眉を整えただけではありませんよね。
「こんな自分もいるんだ」という発見を持ち帰ってもらう

来店したときには知らなかった自分の魅力を、帰るときには一つ知っている。
「私って、こういう表情もできるんだ」
「こんな雰囲気も似合うんだ」
「今まで自分では気づかなかったけど、こういうところも悪くないな」
そんな小さな発見を持ち帰ってもらう。

もし、そんなカウンセリングや施術ができたら。

サロンで提供しているものは、
「眉を整えること」
だけでしょうか。

お客様自身も気づかなかった魅力を、一緒に見つけること。
そこまで含めて、あなたのサロンの価値なのかもしれません。

カウンセリングを、
「注文を聞く時間」
として使うのか。

それとも、
「お客様と一緒に、その方の新しい魅力を探す時間」
として使うのか。

同じ10分、15分でも、お客様が持ち帰るものは変わってくるのではないでしょうか。

次のお客様に、「もう一つ」聞いてみませんか?

だからといって、
明日からカウンセリングの方法を全部変える必要はありません。
質問項目を何十個も作る必要もないでしょう。
まずは、いつもの質問のあとに、

「どうして、その眉にしたいんですか?」

と、もう一つだけ聞いてみませんか。

「今日はどんな眉にしたいですか?」
と聞いたあとに、

「どうして、そういう眉にしたいと思ったんですか?」
と聞いてみる。

あるいは、
「今回、眉を整えてみようと思ったきっかけって何かありましたか?」
でもいいでしょう。

お客様によっては、
「その眉、誰に見てもらいたいですか?」
「誰か、褒めてもらいたい人はいますか?」
「その人に、どんなふうに見られたら嬉しいですか?」
という質問が、話のきっかけになることもあるかもしれません。

その一つの質問から、それまで聞けなかった話が出てくる。

そして、
眉の形だけを聞いていたときには見えなかった、
お客様の本当の希望が見えてくることもあるのではないでしょうか。

「その眉になったら、どうなれたら嬉しいですか?」

もう少し話せそうなら、
「その眉になったら、どうなれたら嬉しいですか?」
と聞いてみる。

「朝が楽になれば嬉しい」
「もう少し柔らかく見られたい」
「自分に自信を持ちたい」

そんな言葉が返ってきたら、
「具体的には、どんな感じですか?」
と、もう少しだけ聞いてみる。

答えを誘導する必要はありません。
こちらが正解を決める必要もありません。
お客様自身の言葉で話してもらう。

その中から、
「本当は何を望んでいたのか」
が見えてくることがあります。

一つの質問で、
カウンセリングは変わるかもしれない

「どんな眉にしたいですか?」
もちろん、必要な質問です。

でも、その一つの質問だけで、
お客様の希望を全部聞けているでしょうか。

お客様が言葉にした「眉の形」の、その奥には、
まだ話していない理由があり、
その先に手に入れたいものがあり、

さらにその先には、
本人もまだ気づいていない「なりたい自分」があるかもしれません。

次に来店してくださるお客様に、
いつもの質問のあと、
もう一つだけ聞いてみませんか。

そして最後に、少しだけ考えてみてください。

「どんな眉にしたいですか?」という答えの中に、
お客様が本当に望んでいることは、全部入っているのかということを。

そして、
その「お客様が手に入れたい未来」は、
ご来店前のHPやHPBでもイメージしてもらうことができていますか。
こちらの記事も併せて読んでみてください。