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社長のための週イチ経営メモ/売上を伸ばしたい。お客様を増やすにはどうしたら良いか?

最近、徐々にお客様も戻ってきた。

店内も以前より賑わうようになって、売上も少しずつ増えてきた気がする。

でも、月末になってみると、

「ん? 思ったよりお金が残っていないな」 そんなことはありませんか。

「もっと、売上を伸ばしたい。お客様を増やすにはどうしたら良いか?」

原材料費も上がっている。
光熱費も、人件費もかかる。
お客様が戻ってきて、売上も増えているはずなのに、思ったほど残らない。

そうすると、
「もう少しお客様が増えると、もう少しお金を残せるかな」
と考えて、

「お客様を増やすには、どうしたらいいんだろう」
「新規のお客様をどうやって呼ぼうか」
と、頭を抱えることもあると思います。

SNSをもっと頑張る。
グルメサイトを見直す。
広告を打つ。
クーポンやキャンペーンをやる。
新しいメニューを作る。

考え始めると、いろいろな方法が出てきますよね。

では、その中から何をやればいいのでしょう。
その前に、少しだけ一緒に考えてみませんか。

今、どんなお客様が来店されていますか?

お客様を増やすなら、
まず今、どんなお客様が来店されているのか。

ところで、今来てくださっているお客様を、
改めてじっくりと観察してみたことはありますか?

近隣で働いている会社員の方が多いでしょうか。
近所に住んでいるご家族でしょうか。
仕事帰りに立ち寄ってくださる方でしょうか。
常連のお客様が中心でしょうか。

それとも、初めて来店されるお客様が多いでしょうか。

毎日お店に立っていると、
「うちのお客様は、だいたいこんな感じ」
と、なんとなく分かっているつもりになることもあります。

でも、改めてじっくり観察してみると、
「思っていたより近所のお客様が多いな」
「この時間は仕事帰りの二人組が多いな」
「週末は家族連れが多いな」
と、今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。

では、もう一つ。

これから、どんなお客様に来てもらいたいですか?

今来てくださっている常連のお客様と似た方でしょうか。
近隣で働いている方でしょうか。
ご家族でしょうか。
仕事帰りに軽く一杯飲みたい方でしょうか。

「お客様を増やしたい」
というだけでは、まだ少し大きいんですよね。

今、どんなお客様が来店されているのか。

そして、これからどんなお客様に来てもらいたいのか。
ここから、ゆっくり丁寧に考えてみませんか。

そのお客様には、いつ来てもらいたいですか?

次に考えてみたいのが、

そのお客様に、いつ来てもらいたいのか。
です。

金曜日の夜でしょうか。
土曜日でしょうか。
それとも、火曜や水曜の夜でしょうか。
ランチでしょうか。
17時から19時くらいの早い時間でしょうか。

たとえば、金曜の夜はすでにほぼ満席。
でも、火曜日の18時から20時になると、席にかなり余裕がある。
そんなお店ならどうでしょう。

金曜の夜のお客様をさらに増やすより、
火曜日の18時から20時に来てくださるお客様を増やした方が、
お店にとってはうれしくないですか。

では、その時間に来てもらいたいのは、
どんな方でしょう。

近くの会社を出たばかりの方でしょうか。
仕事帰りに一杯飲んで帰りたい方でしょうか。
夕食を食べて帰りたい方でしょうか。

ここまで考えると、
「お客様を増やしたい」

という大きな話が、
「火曜日の18時から20時に、近隣で働いている方にもう少し来てもらいたい」
という話に、少しずつ変わってきませんか。

ここまで具体的になると、
「では、次に何ができそうかな?」
と、考えやすくなると思いませんか。

では、どんな手が打てそうでしょう?

ここまで見えてくると、いろいろ考ることはできないでしょうか。

店頭の見せ方を変えてみる。
仕事帰りに利用しやすいメニューを考えてみる。
近隣の会社の方にお店を知ってもらう。
SNSで発信する内容や時間を変えてみる。

今来てくださっているお客様に、
「この辺でお仕事されているんですか?」
「普段はどんな時にお店を探しますか?」
と聞いてみる。

スタッフさん達と、
「この時間、どうしたらもう少し来てもらえるかな」
と考えてみるのも、いいかもしれませんね。

ここまで分析ができると、
「では、次に何ができそうかな?」
と、少しイメージできるかもしれません。

でも、その前に。
もう一つだけ考えてみませんか。

なぜ、そのお客様は今、来ていないのでしょう?

近くで働いている方に来てもらいたい。

では、
なぜ、その方たちは今、お店に来ていないのでしょう?
お店そのものを知らないのでしょうか。
知ってはいるけれど、まだ入ったことがないのでしょうか。

「お店の前は通っているけれど」なお客様

「何のお店なんだろう」
「いくらくらいなんだろう」
と、少し入りづらいのでしょうか。

仕事帰りに利用できるお店だと伝わっていないのでしょうか。

それとも、一度来てくださったけれど、
次に来るきっかけがないのでしょうか。

一つ、
「これかな?」
と思うことが見つかったら、
「それは、なぜなんだろう?」
と、もう少しだけ考えてみる。

そして、
「ほかにもありそうかな?」
と、少し広げて考えてみる。

そうしていくと、
最初に考えていたこととは違うところに、
手を打つ場所が見えてくることがあります。

広告やキャンペーンをすれば解決できそうですか?

たとえば、
「平日の夜のお客様が少ないから、広告を出そう」
と思ったとします。

お店そのものを知られていないことが原因なら、広告を出すのも一つの方法ですよね。

でも、
お店は知られている。
店の前も通っている。

それでも、
「入ってみようと思う理由がない」
のだとしたらどうでしょう。

広告を打ったり、何かキャンペーンをしたりで解決できそうですか?

もちろん、それが必要な時もあります。

でも、
最初に思いついた手段だけで、全てが解決できそうですか?

もしかすると、広告を増やすより、
メニューの見せ方を変える。
店頭に一言加える。
仕事帰りに利用しやすいメニューを作る。
今来てくださっているお客様に話を聞いてみる。

そんなことの方が先かもしれません。

「お客様が少ない」
という同じ悩みでも、
その理由が違えば、これからどんな手を打てばいいのかも、
かなり変わってくると思いませんか。

どれくらい増えたら良さそうでしょう?

もう少しだけ具体的にしてみましょう。

「火曜日の夜のお客様を増やしたい」
では、どれくらい増えたら良さそうでしょう。

今は一晩20人。
あと5人でしょうか。
10人でしょうか。

毎週火曜日にあと5人来てくださったら、
それで十分なのでしょうか。

それとも、水曜や木曜も含めて、
平日の夜全体を増やしたいのでしょうか。

毎晩、何十人も新規のお客様を増やさなければいけないのか。

それとも、
空いている時間に、あと数組来てくださればいいのか。
かなり違いますよね。

どんなお客様に、
いつ、
どれくらい来てもらいたいのか。
ここまで見えてくると、
これからどんな手を打てばいいのか、
もっと考えやすくなると思いませんか

スタッフさん達とも共有できていますか?

そして、実際に何かを始める時には、もう一つ。

オーナーや店長だけが、
「火曜の夜を何とかしたい」
「近隣で働いている方にもっと来てもらいたい」
と思っていても、
スタッフさん達がそれを知らなければ、お店全体ではなかなか動きません。

「最近、火曜の夜がちょっと空いているよね」
「この時間に、近隣で働いている方にもう少し来てもらえたらと思っているんだけど、どう思う?」
「そのために、何かできそうかな?」

そんなふうにスタッフさん達とも一緒に考えてみる。

すると、
「このメニューを店頭に出したらどうですか?」
「この時間にSNSで発信してみましょうか」
「よく来てくれるお客様に聞いてみます」
そんな話が出てくるかもしれません。

そして、
誰がやるのか。
いつからやるのか。
どこまで試してみるのか。

ここまでスタッフさん達と共有できて初めて、
「それならやってみます」
になりませんか。

オーナーや店長だけが答えを持つのではなく、
「今、お店はどうなっているのか」
「どんなお客様に来てもらいたいのか」
「なぜ、それをやりたいのか」

そこまで共有しておく。
その方が、スタッフさん達も動きやすくなると思います。

お客様を増やすには、何から考えますか?

「お客様を増やすには、どうしたらいいんだろう」
「新規のお客様をどうやって呼ぼうか」
と、頭を抱えているのであれば、

いきなり集客方法を探す前に、
今、どんなお客様が来店されているのか。
これから、どんなお客様に来てもらいたいのか。
いつ来てもらいたいのか。
どれくらい来てもらいたいのか。

そして、

なぜ今、そのお客様は来ていないのか。

そこを、ゆっくり丁寧に考えてみませんか。

ここまで見えてくると、
これからどんな手を打てばいいのかが、
かなり変わってくると思いませんか。

お客様を増やすには、
「集客方法を探す」より前に、「誰に・いつ・どれくらい来てもらいたいのか」
を具体的にして、そのお客様が今来ていない理由を考えてみる。

まずは、そこから始めてみるのもいいかもしれませんね。

ただ、最後に一つだけ。

ここまでずっと、
「お客様を増やすにはどうしたらいいか」
を一緒に考えてきました。

でも、最初のところに戻ってみましょう。
そもそも、
お客様を増やしたかったのでしょうか。
最初は、
「もう少し売上を伸ばしたい」
「月末に、もう少しお金を残したい」
というところから始まっていましたよね。

だとすると、
売上を伸ばすには、本当にお客様を増やせばいいのでしょうか?

次回は、そこからもう少し一緒に考えてみたいと思います。