BLOG ブログ

社長のための週イチ経営メモ/開業って、一人でできると思いますか?多くの仲間の顔が見えていますか?|飲食店・美容サロンの開業支援

飲食店を開きたい。

美容サロンを開きたい。

そう思って、実際に開業準備を始めてみると、

「あれ?なんか、やらなきゃいけないこと、ものすごく多くないか?」

そんなことが、次から次へと出てきたことはありませんか?

開業って、一人でできると思いますか? 多くの仲間の顔が見えていますか?

物件を探す。
資金を準備する。
内装を考える。
仕入先を探す。
許認可の準備をする。
集客も考える。

そして、どれも開業するためには最低限、絶対に必要なことでもあります。
だからこそ、真面目な方ほど、一つひとつ自分で調べて、考えて、ちゃんと決めようとします。

もちろん、それが悪いわけではありません。
自分のお店です。
自分でしっかり考える。
それは経営者として、とても大切なことだと思います。

が、

全部を自分で処理することは、本当に正解でしょうか?

開業したら、あなたは「経営者」です

経営者の大きな役割の一つに、
私は「人を使う」ということがあると思っています。

少し言葉が強く聞こえるかもしれません。
でも実は既に、この段階でもう始まっているのかもしれませんよ。

「人を使う」ということが。

物件なら、不動産会社の力を借りる。
店舗づくりなら、内装業者の力を借りる。
資金なら、金融機関や専門家に相談する。
許認可なら、行政書士に聞く。

もう既に、たくさんの人の力を借りながら開業準備を進めています。

それなのに、
「自分のことだから、自分でちゃんとやらなきゃ」
と、一生懸命になりすぎてしまう。

誰かに相談するだけで、もっとたくさんの選択肢があったかもしれない。

でも、一生懸命になりすぎたことで、
知らないうちに自分で自分を追い込んでいませんか。

開業は、周囲を幸せにするために、
多くの人とやるものだと私は思っています。

お客様。
スタッフ。
家族。
取引先。

そして、あなたの開業を支えてくれる人たち。
そんな人たちと関わりながら、一つのお店を育てていく。
最後に決めるのは、「あなた自身」です。

でも、
「自分で決めること」と
「全部を一人でやること」。
果たして、同じでしょうか?

実際に、「自分で調べるほど分からないことが増えてしまった」という状態から、
ご相談いただいた方もいらっしゃいます。

あなたの「創業への想い」、何人に伝えていますか?

ここで、少し考えてみてください。

あなた自身の「創業への想い」。
いったい何人の人に伝えていますか?

「お店を開きます」

ということだけではありません。

なぜ、このお店をやりたいのか。
どんなお店にしたいのか。
どんな人に喜んでもらいたいのか。
そのお店を通して、何を実現したいのか。
そこまで話していますか?

家族に。
友人に。
相談している専門家に。
物件を探してくれている不動産会社に。

これから一緒に仕事をする人に。
「開業する」という話はしていても、
その奥にある想いまでは伝えていないこともあるのではないでしょうか。

でも、その想いを聞いた人から、
「それなら、こんな人を知ってるよ」
「その話なら、少し力になれるかもしれない」
そんな言葉が返ってくることがあります。

仲間を探そう、探そう、とする前に。
まず、自分の想いを伝えてみる。
そこから始まることが、想像以上に多いかもしれません。

「できません」で、そこで止まっていませんか?

もちろん、色々な相談を重ねて行くと、
「その日程では難しいです」
「その予算ではちょっと……」
そんな答えが返ってくることもあります。

そんなとき、
「じゃあ無理なんですね」
で終わってしまっていませんか?

「どのあたりが難しいのでしょうか?」
「どういう形だったらできそうでしょうか?」
と、少し、お伺いできる関係ができていますか?

そこで行動を止めてしまっては、少し勿体ないですよね。

相手だって、本当は協力したいと思ってくれているかもしれません。
ただ、
「その条件では難しい」
だけなのかもしれない。

だとしたら、
「この形では難しいけれど、他にサポートできることはないだろうか」
と考えてくれることもあります。

条件だけで話を終わらせずに、
お互いの事情を少し汲み取りながら、一緒に方法を探していく。

そんな関係を、開業準備の最初のうちから育てて行ってみてはいかがでしょうか。
単純に条件だけを見るのではなく、お互いの理由や目的を知り、
別の方法を探していくこと、多くの人が一緒に考えてくれるかもしれません。

あなたは、その人のどんな役に立てますか?

そして、もう一つ。
ちょっと立ち止まってみてください。

今、自分のことをお願いしているこの人に対して、

私は、どんな役に立てるだろう?
そんなふうに、少し見る場所を変えてみませんか。

「この人は、自分に何をしてくれるのか」
だけではなく、

「自分には、この人に何ができるだろう」
と考えてみる。

誰かを紹介できるかもしれません。

知っている情報が役に立つかもしれません。
相手のお店を利用できるかもしれません。
相手の仕事を、誰かにつなぐことができるかもしれません。

大きなことでなくてもいいと思います。
一方的にお願いする関係ではなく、

お互いに少しずつ力を出し合える関係。
そんな関係を、最初のうちから育てて行ってみてはいかがでしょうか。

条件だけで、人は動いてくれるでしょうか?

不動産会社は、物件を紹介する人。
内装会社は、工事をする人。
金融機関は、お金を貸す人。
行政書士は、許可申請をする人。

役割だけを見れば、そうかもしれません。

でも、本当にそれだけでしょうか?

条件だけで、動いてくれると思いますか?
もちろん、条件が合えば仕事として動いてくれるでしょう。

では、自分が逆の立場だったらどうでしょうか。
条件さえ合えば、誰に対しても同じようにサポートしますか?

それとも、
「この人だから、もう少し力になりたい」
「このお店なら、応援したい」

そんなふうに思うこと、ありませんか?

条件だけでサポートする関係なのか。
お互いの想いまで汲み取りながら、支え合える関係なのか。

そこには、少し違いがあるように思います。
そして後になって、
「実は、あの時の一言ですごく勇気が出たんです」
なんて話になることもある。

それはもう、そのお店のストーリーの一つにすらなり得るかもしれませんよね。

最初から、そんな物語をつくろうとする必要はありません。
人との関係を少しずつ育てていった結果、

あとから振り返ってみたら、
「あの人がいてくれたから、ここまで来られた」

そんな人が増えている。
私は、それでいいのだと思います。

開業前、あなたの周りにはどんな人の顔が浮かびますか?

ここでもう一度、あなたの周りを見てみてください。

開業前、あなたの周りには、どんな人の顔が浮かびますか?

物件のこと。
資金のこと。
内装のこと。
許認可のこと。
集客のこと。
経営のこと。

それぞれに、
「この人に聞けば大丈夫」
と思える人はいますか?

開業準備に、不安のないメンバーは揃っていますか?

もし、少し不安が残るところがあるのなら。

そこが今、そっと見直してみてもいい場所なのかもしれません。

開業準備というと、どうしても物件や資金、設備など、「揃えるもの」に目が向きます。

でも、人も同じではないでしょうか。
「困ったら、この人に相談できる」
「分からなくなったら、この人に聞ける」
「ちょっと弱音を吐いても、この人なら聞いてくれる」
そんな人が一人いるだけでも、安心感はずいぶん違います。

まして、それぞれの分野にそんな仲間がいたら。
開業準備で迷ったときにも、
行動を止めずにいられると思いませんか。

特に創業資金については、「いくら必要なのか」「どう説明するのか」を一人で考えていると、
迷いやすいところでもあります。

開業準備には、人を揃えることも含まれている。

私は、そう思っています。

「専門家を探す」だけではなく、「仲間を探す」

私は横浜で行政書士として、飲食店や美容サロンなどの開業支援に関わっています。

行政書士なので、もちろん許認可の申請を整えることは仕事の一つです。

でも、実際に開業の相談を受けていると、許認可だけで話が終わることは、あまりありません。
「この物件で大丈夫でしょうか?」
「融資って、何から考えればいいでしょうか?」
「内装業者さんに、どう伝えたらいいですか?」
「この先、誰に相談したらいいんでしょう?」
そんな相談も出てきます。

中には、
「まだ何も決まっていないんですが、相談してもいいですか?」
という方もいます。

私は、それでいいと思っています。
むしろ、何かを決めてしまう前だからこそ、話せることもあります。

一緒に整理してみる。
必要な人がいれば、つなぐ。

分からないことがあれば、分かる人に聞いてみる。
自分では対応できないことなら、無理に抱え込まない。
次にどこへ行けばいいのか、迷わせないようにアテンドする。

そんなことも、開業支援なのではないでしょうか。
私自身も、すべてを一人でできるわけではありません。
だからこそ、不動産会社、内装業者、税理士、金融機関、
その他の専門家など、色々な人の力を借りながら仕事をしています。

これも、ある意味では「人を使う」ということなのかもしれません。
でも、その人たちを単なる「外注先」として見るのか。

一緒にお客様の開業を支える仲間として見るのか。
私は、後者でありたいと思っています。

あなたの開業にも、「仲間」がいていい

開業すると決めた瞬間から、全部一人で背負わなくてもいい。

あなた自身が考えなくていい、という話ではありません。
最後に決めるのは、あなたです。

ただ、その決断までの間に、
誰かの経験を借りてもいい。
誰かの知恵を借りてもいい。
誰かに話を聞いてもらってもいい。

誰かから、
「それで大丈夫だと思うよ」
と背中を押してもらってもいい。

そうやって、一つずつ整えていけばいいのではないでしょうか。

開業は、一人で頑張り切った人だけができるものではありません。

自分の想いを伝える。
相手の想いも汲み取る。
困ったときには相談する。
自分にできることがあれば返していく。

そんな関係を一つずつ育てながら、
多くの人と一緒につくっていくものなのかもしれません。

横浜で飲食店や美容サロンなどの開業を考えていて、
「まだ何から始めればいいのか分からない」
「一人で考えているけれど、これでいいのか少し不安」

そんな小さな違和感があるのなら。
全部を決めてからでなくても大丈夫です。

まずは、今の状況や想いを話してみてください。

その話の中から、
何を整えるのか。
誰の力を借りるのか。
次にどこへ進むのか。

一緒に考えていければと思っています。
売るためではなく、迷わせないために。
押すためではなく、安心して進んでもらうために。
あなたの創業への想いを汲み取りながら、

その想いを支えてくれる人たちへ、丁寧につないでいく。
そんな仲間の一人として、開業をアテンドできればと思っています。