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「“俺の時は当たり前”で育ったリーダーへ」

ー 褒められずに頑張ってきた人ほど、なぜか仲間との間に“壁”を感じてしまう理由 ー

「なんで、これができないんだろう…」

現場に立っていると、
一度は頭をよぎるこの感覚。

・何回言っても同じミスをする
・指示しないと動かない
・考えて動いてくれない


忙しい営業の中で、つい思ってしまう。

「いや、これくらい普通分かるでしょ…」

でもそのあと、こんな違和感を感じませんか?

・なんか距離がある
・前より空気が重い
・言えばやるけど、自分からは動かない

そう「自分が店に入った瞬間、スタッフの雑談がピタッと止まる・・・」

1,あなたは今、仲間の“どこ”を見ていますか?

ここで、一つだけ思いかえしてください。

あなたは今、仲間の“どこ”を見ていますか?
できていないところですか?
それとも、できている動きですか?

少しだけ、立ち止まって考えてみてほしい。

頑張ってきた人ほど、ズレる理由

先に伝えておきます。
「あなたが悪いわけじゃない。」

むしろ逆なはずです。
・厳しい現場を乗り越えてきた
・誰よりもやってきた
・結果を出してきた
だからこそ、今、任されている。

ただ一つだけ、起きていることがある。
「前提のズレ」

ここでもう一つ。
その“普通”って、誰の基準ですか?

あなたが育ってきた現場ですか?
それとも、今の仲間がいる現場ですか?

このズレは、気づかないまま進むと、
静かに現場に影響を与えていきます。

「俺の時は当たり前だった」という感覚

今、活躍している多くのリーダーは、
こういう環境で育っている。
・褒められない
・ミスは指摘される
・できて当たり前

だから自然とこうなりがちです。
・「俺の時はこれくらい普通だった」
・「言わなくても分かるでしょ」

悪気なんて、微塵もない。
むしろ、
「頑張ってきた人ほど、この感覚が強い。」

でも、ここで一度だけ考えてみてほしいのです。

その“当たり前”、今の現場でも本当に当たり前ですか?

仲間が動かない理由は“能力”の問題でしょうか?

よくある話。
・教え方が悪いのか
・マニュアルが足りないのか
・最近の子はやる気がないのか

でも、もう一度だけ視点を変えてみませんか?

仲間の“できていること”を、どれくらい見ていますか?

・接客のトーンが良くなっていた
・声出しが自然にできていた
・ミスの後の動きが早くなっていた

それら、1つでも見えていましたか?

できていないことは目につく。
でも、できていることは流れていく。

その結果、何が起きるでしょうか?
・指摘は増える
・でも、褒めるはない

仲間からすると、
・「見てもらえていない」
・「何が正解か分からない」
・「頑張る意味が分からない」

結果
「動けなくなる」

指示待ちの正体

「指示待ちなんですよね」
そう感じたことがあるなら、これだけかもしれません。

何をしたら“良い”とされるか、伝わっていますか?
・どこまでやればOKなのか
・何を評価しているのか
・どの行動が良いのか

これらが曖昧なまま、
「考えて動け」は、少し厳しいのかもしれません。

指示待ちではなく、“判断基準待ち”なだけ。

褒められずに育った人ほど、褒められない

褒め方を知らない・・・
何を褒めて良いのか分からない・・・

やるのが当たり前だったから、そうやってここまできたから。
真面目に努力してきたからこそ、今がある。

そう、リーダーは何も悪くない。

最後に仲間を褒めたのは、いつですか?

すぐ出てきますか?
もし少し考えたなら、
それが今の現場の状態かもしれません。

「褒めた方がいいのは分かる」
でも、
「どう褒めればいいか分からない」

本当にそうですか?

分からない”んじゃなくて、“見ていない”だけじゃないですか?

見ていないものは、言葉にできない。
気づいていないものは、伝えられない。

褒めるは、技術ではないですよ。
見えているかどうかです。

ほんの少し、時間の使い方を変える。
忙しい現場なのは分かっている。
その上で、これだけ。

1日10分、仲間を見る時間を作れますか?

特別なことは不要です。
・誰の動きを見るか
・どの変化に気づくか
それだけを意識することで十分です。

そして、一言
「今の接客、良かった」
「さっきの動き、いいね」

これだけでいい。

その“壁”の正体

もし今、
・仲間が育たない
・指示しないと動かない
・距離を感じる
そう思っているのであれば

それは関係性ではなく、
認識のズレかもしれません。

リーダーである、あなたの中の「当たり前」が、
相手には存在していないだけ。

最後に

今、頑張っているリーダーである、あなたがやってきたことは間違っていない。

むしろ、
その積み重ねが今を作っているはずです。

ただ、
そのままでは伝わらない場面が増えている。

だから、少しだけ変えてみてください。
・見方を変える
・時間の使い方を変える
・言葉にする

その一歩として、これだけ。

今日、誰のどの行動を見て、何を伝えますか?

その答えが、きっと
明日の現場を変えていきます。

▶「飲食店の人材育成全体については、こちらの記事にまとめています」