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叱る店長はいないのに、怒る店長はいる。この店、3年後どうなっていると思いますか?

叱るつもりが、怒っているだけになっていませんか?

店長がスタッフを育てられない」と、悩んでいる社長は多い。

「うちの店長、いい人なんだけどね・・・」

横浜で飲食店や美容サロンをやっている経営者と話していると、これ、本当によく聞きます。

でも、そのあとに続く言葉はだいたい同じです。

「でもね、なぜか人が育ってこないんです」

ここ、セットなんですよ。

スタッフは「育つ」のか?「育てる」のか?

「スタッフを育てる」こと、これは店長さんにとって重要な役割の1つです。
そこで、「人を育てる」ということについて、考えてみましょう。

「褒めて伸ばす」「叱って育てる」
店長さんにとって、得意・不得意もあるでしょう。
育てられる側のスタッフさんにとっても、
「どちらが正解?」
と言われたら・・・・

優秀な店長さん「怒る」だけの指導になっていませんか?

その店長、やる気がないわけじゃないんです。
むしろ真面目。
・スタッフの話も聞く
・否定もしない
・空気も壊さないようにしている
ちゃんと“いい人”です。

でも、なぜか店長は「怒る」だけの指導になってしまっている・・・

なぜか?これは、少し厳しい言い方をすると、
「叱る」と「怒る」が分かれていない状態です。

「空気も壊さないようにしている」
厳しい言い方をすれば、その“優しさ”はただの“逃げ”ではないでしょうか?

注意はするけど、踏み込まない。
問題があっても、曖昧に終わる。
本人も分かってるんです。
「どう言えばいいか分からない」って。

結果的に「怒る店長になってしまう」

普段は何も言わないのに、
忙しいときだけ言い方が強くなる。
感情が乗る。

そして――
“怒る人”になっていまう。

ここで、一つだけ考えてみてください
店長さんの言葉、
スタッフさんにちゃんと届けられていますか?

正しいことを言われたから変わるわけじゃない

スタッフさんは、「正しいことを言われた」から変わるわけではないんですよ。
むしろ逆で、
心の扉が閉じている状態だと、何を言っても入らない。

じゃあ普段の店長さんはどうしていますか?
普段、
・スタッフさんの話を最後まで聞いているか
・できていることを見て伝えているか
・「見てるよ」と言葉にしているか

もしここが抜けている状態で指摘しているなら、
それは指導じゃなくて、

“突然のダメ出し”

になっています。

「叱る」と「怒る」の決定的な違い

ここ、一度整理しておきましょう。
叱る=相手の成長のために伝えること
怒る=自分の感情をぶつけること

シンプルなんですが、現場ではこれが逆転します。

受け取る側からするとどうなるか。

普段は何も言わない。
でも、限界が来たときに一気に言う。

これ、受け取る側からするとどうなるか。
「指導された」じゃないです。

「急に怒られた」
になります。

つまり、
怒っているのではなく、
言ってこなかったことがまとめて出ているだけ。

スタッフさんが育たない本当の理由

多くの現場で起きているのは多分これ・・・

「言うべきことを言わない時間」が積み上がる。

・嫌われたくない
・関係を壊したくない
これを優先した結果・・・
溜まる。
溜まる。
…そして、ある日、感情として出る。

これらは、もう指導じゃないです。
“ツケの一括払い”です。正直、スタッフさんからすれば迷惑極まりない話です。

正しい指導に必要なのはたった3つ

特別なテクニックはいりません。
必要なのはこの3つだけです。

・相手の話をちゃんと聞いているか
・できていることを見ているか
・その上で、必要なことを言えているか

この順番が崩れると、
どれだけ正しいことを言っても、
ただの文句になります。

店長、スタッフが育たないのは「会社の構造」の問題

ここ、かなり重要です。

店長は、会社の空気をそのまま再現します。

・何も言われない環境で育てば、何も言えない店長になる
・見てもらえて、伝えられる環境で育てば、それを現場で再現する。

つまりこれは、
店長個人の問題ではありません。

▶こちらも読みたい「人が育つ店舗経営のための人材マネジメントの考え方」

構造の問題です。

「人」の問題ではなく「構造」です。

そして、ここが一番大事なんですが――
だからこそ逆に言えば、
構造さえ整えれば、現場はちゃんと変わります。

ここを間違えると、
「どうしようもない話」で終わります。
でも実際は違う。

・言う順番を変える
・見ていることを言葉にする
・伝える頻度を変える

だからこそ、現場の空気は変わり始めます。

あなたのお店、会社はどちらですか?
普段から伝えていますか?
それとも、
溜めて、まとめて出していますか?

この差は、
時間が経つほど、確実に広がります。
しかも静かにではなく、
ある日、一気に崩れる形で出ます。

3年後。あなたの店は、どうなっていますか?

・「怒る店長」は、指導不足の結果
・原因は「言わない時間」の蓄積
・本質は個人ではなく「組織の構造」

こういう問題って、
現場の努力でなんとかしようとされがちなんですが、
正直、それでは限界があります。

組織は、設計しないと育ちません。

だからこそ逆に言えば、
設計すれば、勝手に育つ状態は作れます。

もし今、
「なんとなくうまくいっていない」と感じているなら、
それはセンスや気合の問題ではなく、
構造の問題かもしれません。

一度、整理してみませんか?
現場は、正しく整えれば、ちゃんと応えてくれます。

社長や店長の想いが、届かないのは何故なのか?

「なぜ、これだけ言っても分かってもらえないのか?」

は、伝え方の問題じゃないかもしれません。

“届く状態を作れているか”の問題です。

こうした人材や組織の問題は、現場だけで起きているわけではありません。
経営の設計次第で、
自然と「育つ組織」にも、「止まる組織」にもなります。

横浜で飲食店や美容サロンを経営されている方で、
「なんとなくうまくいっていない」と感じているなら、
一度、整理してみてもいいかもしれません。