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飲食店開業するなら・・・

「自分なんかに飲食店の経営ができるんだろうか…」「ちゃんとやっていけるのかな」と不安を感じているあなた。安心してください。まず大前提として、“飲食店を開きたい”と思う時点で、あなたには十分すぎる原動力があります。

飲食店開業に向いてるのはどんな人?

「自分なんかに飲食店の経営ができるんだろうか…」「ちゃんとやっていけるのかな」と不安を感じているあなた。安心してください。
まず大前提として、“飲食店を開きたい”と思う時点で、あなたには十分すぎる原動力があります。

なぜなら、飲食店は“夢と現実がごっちゃになった舞台”だからです。
夢がなければ続かないし、現実を知らなければ潰れます。

じゃあ、どんな人が飲食店に向いてるのか?
――それを、実際の現場経験をもとにお話ししていきます。

1. 人との関わりを楽しめる人

お客様やスタッフ、業者さんなど、多くの人と接する機会が多いため、コミュニケーションを苦にしない人が向いています。

元・銀行員のSさん(40代)は、「人付き合いが苦手で接客業なんて無理」と思っていたそうです。でも、喫茶店の開業後、お客さんとのちょっとした会話や「いつものやつね」と言われる瞬間が楽しくて、「自分は無口なだけで、人嫌いではなかった」と気づいたとのこと。
以来、積極的にお客様に声をかけるようにしてみると・・・次第に常連様が増えてきたとのことです。

2. 自ら行動できる人

開業初期は、様々な業務を自分でこなす必要があります。「自分がやらなければ」と主体的に動ける人が適しています。

居酒屋を一人で立ち上げたTさんは、プレオープン当日、仕込み中にガスが不調になり、慌てて業者を呼びつつ、自分でフライヤーの修理まで試みたとか。「あの瞬間、誰にも頼れなかった。でも“店を開けなきゃ”という気持ちが背中を押した」と語っていました。

3. 柔軟に対応できる人

予期せぬトラブルや変更にも冷静に対応し、柔軟に考えられる人が求められます。

カフェ経営者のIさんは、オープン3日目にドリップマシンが壊れ、手挽きで50人分のコーヒーを淹れたという伝説の持ち主。「なんでこうなるんだ…と思ったけど、今思えばあの混乱もいい思い出」と笑ってました。

4. 問題解決志向のある人

課題や問題に対して、「なぜそうなったのか」を考え、改善策を見つけ出す姿勢が重要です。

「お客さんが来ない」と嘆いていたオムライス専門店のオーナー。ある日、近隣の工事のせいで人通りが減っていることに気づき、逆に工事関係者向けのテイクアウトを始めたら売上が倍に。「文句を言うより、原因を探したほうが早かった」と話してくれました。

飲食店経営に必要なスキルではなく「姿勢」

「今日のピークは何時か」「配膳が詰まってないか」――そういう“小さなズレ”を見逃さない。

1.オペレーション管理能力

飲食店の現場では、日々のオペレーションの中で微細な変化や問題が発生します。例えば、ピークタイムの予測や配膳の滞りなど、些細なズレが顧客満足度や売上に直結していきます。これらを見逃さず、迅速に対応する観察力と判断力が求められます。

具体例:

ピークタイムの予測と対応: 過去のデータや天候、周辺イベント情報を基に、来客数を予測し、スタッフの配置や仕込み量を調整します。

配膳の滞りの察知: ホールスタッフの動きやキッチンの進行状況を常に把握し、必要に応じてサポートや指示を出すことで、サービスの遅延を防ぎます。

2.財務管理能力

飲食店経営では、売上や原価率、客単価などの数値を日々確認し、経営判断に活かすことが重要です。
数字に基づいた分析と改善策の立案が、安定した経営につながります。

具体例:

原価率の管理: 仕入れ価格の変動やロスを把握し、メニュー価格の見直しや仕入れ先の再検討を行います。

客単価の向上: セットメニューの提案や追加注文の促進など、客単価を上げる施策を実施します。

3.人材育成能力

スタッフ一人ひとりの成長が、店舗全体の力となります。日々のコミュニケーションやフィードバックを通じて、スタッフのモチベーションを高め、スキルアップを支援する姿勢が求められます。

具体例:

ポジティブなフィードバック: スタッフの良い行動や成果を見逃さず、具体的に褒めることで、やる気を引き出します。

成長の機会の提供: 新しい業務へのチャレンジや研修の機会を設け、スタッフのスキルアップを支援します。

成功する経営者の考え方

お客は「友達の友達」くらいの距離感で接する
「全部ひとりでやらない」勇気を持つ
学び続ける“しぶとさ”がある

1.顧客との適切な距離感

お客は「友達の友達」くらいの距離感で接する
リピーターを増やすためには、過度な接近や形式的な対応ではなく、適度な距離感を保つことが重要です。
「また来てくれた」と感じてもらえるような、心地よい接客が求められます。

具体例:

名前を覚える: 常連のお客様の名前や好みを覚え、自然な会話の中で触れることで、親しみやすさを演出します。

過度な干渉を避ける: お客様のプライバシーを尊重し、必要以上に会話を強要しないことで、リラックスできる空間を提供します。

感謝の気持ちを伝える: 「いつもありがとうございます」といった一言を添えることで、特別感を演出します。

2.チームワークの重視

飲食店経営では、すべての業務を一人で抱え込むのではなく(そもそも1人でできるほど簡単な仕事ではないです)、適切にスタッフや外部の力を借りることが重要です。
これにより、業務の効率化やスタッフの成長を促進できます。

体験談:

ある店主は、オープン直後にすべての業務を自分でこなそうとし、体調を崩してしまいました。その後、業務をスタッフに任せるようにしたところ、スタッフのモチベーションが向上し、売上も増加したとのことです。

具体的な取り組み:

業務の分担: スタッフの得意分野を活かし、業務を適切に分担することで、効率的な運営が可能になります。

外部の専門家の活用: 経理やマーケティングなど、専門的な分野は外部の専門家に依頼することで、質の高いサービスを提供できるようになります。

3.継続的な学習意欲

飲食業界は常に変化しており、新しい技術やトレンドに対応するためには、継続的な学習が欠かせません。新しいことに対して柔軟に対応し、積極的に取り入れる姿勢が求められます。

具体例:

SNSの活用: InstagramやTwitter(エックス)などのSNSを活用して、店舗の情報を発信し、集客につなげる。

最新の調理技術の習得: 新しい調理法や食材を学び、メニューの幅を広げる。

顧客の声を反映: お客様からのフィードバックを積極的に取り入れ、サービスの改善に努める。
「お客様の声ほど強力なアドバイスは無い!」ということを忘れずに!