BLOG ブログ

【飲食店開業支援サイト公開】

飲食店開業
先日、公開させていただきました、「飲食店開業支援」特化サイトです
廃業率が高いと言われる「飲食業界」ですが、創業段階でコンセプトを練り込んで「事業計画」を作成し、「資金繰り」を考えて行けば、2年、5年、10年、それ以上と続く地元の方に愛されるお店を創ることは十分可能です。

1,「繁盛店開業.com」公開しました。

横浜で、飲食店の独立開業を支援したい。独立開業したら、30年は続けていただく。
自分の店で、自分の子供達と酒を酌み交わす時間を作ってもらいたい。

私自身、横浜生まれ、横浜育ちで、地元横浜には非常に愛着があります。
飲食業界には20年ほどおりました。横浜の東口地下街へ階段を下りてすぐ右側、去年30周年を迎えた店で正社員5名、100名を超えるアルバイトさん達と年商3億円の売上を上げたのは、もう20年以上も昔の話し。

グランドオープンの忙しさや、1998年にはベイスターズの優勝もあり横浜エリアは非常に盛り上がっていた時期の忙しさ、お正月も休まず営業・・・今ではちょっとと思うような営業日設定ですね。

飲食店は、開業しやすい反面、継続するのは大変難しい業界かもしれません。
3年後廃業率7割とも言われ、10年後には1割しか残らないと言われております。
そして、今年はコロナ禍・・・

10年続けば「老舗」の仲間入りとも言えるかもしれません。
そんな業界において、無事30周年を迎えたお店は、もう立派な「老舗」でしょう。
今現在、お店を守って下さっているスタッフの皆さんの頑張りには、本当に頭が下がる思いです。

現状は苦しいかと思いますが、知恵を出し合って勇気を出して、この難局を乗り越えていただきたいと思います。

横浜東口地下街のお店とは・・・こちらです

2,飲食店の廃業率が高い理由

「飲食店は廃業率が高い」と頻繁に耳にしますが、本当にそうでしょうか。
1年で30%、2年で50%が廃業すると言う声すら聞こえてきますが・・・
もしそれが事実なら、業界はかなりの勢いで新陳代謝が進んでいるという事になるのですが。

高い、低いと言われる廃業率ですが、果たして「飲食業界」以外の廃業率はどれ位なのでしょうか?
「業種不問の法人の廃業率」は
1年後 27%(生存率 73%)
5年後 58%(生存率 42%)
10年後 74%(生存率 26%)
というデータもあります。「法人」ですから、「個人事業主」は含まれません。
「個人事業主」を含んで考えると、もう少し廃業率は高くなるのかもしれません。

「飲食業界の廃業率」
1年後 30%(生存率 70%)
2年後 50%(生存率 50%)
5年後 60%(生存率 40%)
10年後 95%(生存率 5%)
と、あります。
実は、飲食業界だけが突出して廃業率が高いという訳でも無さそうです。

1)ジャンルによる差が激しい「飲食業界の廃業率」

飲食店としての数字を見ると、他業種と大きな差は無いのですが、もう少し細かく「ジャンル」別にみていくと「廃業率の高い」ジャンルがあることが見えてきます。
廃業率の高いジャンル
・アジア料理
・ラーメン
・中華
・そば/うどん
・カフェ

低いジャンル
・テイクアウト
・和食
・寿司
・フランス料理

どちらとも言い切れない
・洋食
・専門店
・お弁当・お惣菜・デリバリー
・鉄板焼き・お好み焼き
・バー
・カラオケ・パブ・スナック
・焼肉
等があります。

単純比較はできませんが「フランス料理」は、「ラーメン屋」の1/4程度の廃業率です。

2)店舗数の絶対的な違い

廃業率が高い数値を示している「ラーメン」「カフェ」等と比べると「寿司」「西洋料理」等は1/2~1/3となっています。
需要があるので、店舗数が多いとも言えますが、競合が多いのでそれだけ競争に晒されるとも言えます。

参入時の障壁についても大きな違いがあります。
「シャリ炊き3年、合わせ5年、握り一生」なんて言葉が寿司屋にはあります。つまり、素人がいきなり開業しようとしたしてもまともな寿司は握れない。
10年くらい修行を積んでから晴れて独立開業するというのが一般的とされています。

最近の「寿司ブーム」で「寿司専門学校」に通い1年ほどで基礎的な技術は修得することも出来ますが、有名店で長年修行を積むことで、独立後の「信用」を作ってからというのが王道の様です。

さらに、フランス料理で言えば『数年ごとに現場を変えて修行する』という話を聞いた事もありますが、それくらい独立までのハードルが高いのです。今日明日で、独立開業すると言う事情にないのが、廃業率の低いジャンルと言えそうです。

カフェ・居酒屋・ラーメン屋はどうでしょうか?
人生を掛けて勉強熱心に研究されている方もいらっしゃる一方で、「家庭料理の延長線」感覚で参入する方もまた、多いジャンルだと思います。料理好きが高じて、退職金を使って開業すると言った方もいらっしゃいます。
特に「ラーメン屋」に限って言えば、「ラーメンへの熱量」だけで参入している方も多いようです。

「勢い・熱量」は成功するための大切な要素の一つと言えますが、「料理」と「経営」は別物です。
「美味しいものを食べてもらう」という想いだけで、お店の経営面に関しては「無計画で、収支は常にどんぶり勘定」な方が多く、廃業率を押し上げてしますことになっていると思われます。

「料理」と「経営」とは両輪ですから、しっかりと準備して参入すれば成功する確率が上がってきます。
飲食もビジネスですから。

3)初期投資額が大きく、やり直しがきかない。

初期投資が大きいと言う点は見逃せません。
お店を借りるにしても「保証金」として、家賃の3~6か月分くらいは必要です。家賃が15万だとしても、保証金だけで50万位は必要です。さらに、厨房機器をそろえたり、内装、外装工事と「舞台」を設定するだけでも、百万単位のお金が必要です。

お酒主力とするようなスナックやバーなどではそれほど掛らないと思いますが、「食」がメインの店(居酒屋・焼肉屋・お好み焼き屋など)では什器や、メニューブック、従業員の制服、細々した備品などで初期費用が計1000万円を超えることも珍しいことではありません(タイミング良く、居抜き物件を借りることができれば、初期費用は押さえられるかもしれませんが、居抜き物件も必ずしもそのまま使えるという訳でもありません)。

ひとたび「お店の位置」が決まると、「想定と違う」となっても簡単に移動することはできせん。
想定と違うことに対応して、売上を上げる方法を考えていくことになります。

そういった点では、「立地」に関しては、十分すぎるくらいリサーチが必要です。

4)資金の見通しがあまい

飲食店を経営していく上では、ランニングコスト(運転資金)が掛かります。
毎日に仕入であったり、水道代、電気代、お店の規模にもよりますが、人件費も掛かるでしょうし、もちろん「家賃」がかかります。
これら「運転資金」の資金繰りが甘いとアッと言うまに支払につまり、「廃業」ということになります。

一般的に「半年間は赤字を覚悟せよ」と言われていますが、なぜか「赤字」をほとんど想定せずに「運転資金」を用意せずに開業されるかたも多いです。

「開業」が目的ではなく「長く続ける」ことが目的であったはずです。運転資金の確保は絶対に必要です。最低でも半年分の固定費を賄えるだけの資金の準備は必要でしょう。

あなたのお店がどれだけ素晴らしいお店であったとしても、どれだかキャンペーンをおこないう、広告を使ったとしても売上が安定するまでのお客様の来店が見込めるようになるには、時間が必要です。3か月かもしれませんし、半年かもしれません。
どちらにしても、運転資金が底をつけば、「まだ見ぬお客様は、もうこれないお客様」になってしまいます。

5)売上予測が楽観的すぎる

やはり「お金」の問題ですが、「売上に対する予測が甘すぎ」です。
「これ位は売れるだろう」という予測の下での資金繰りは、直ぐに苦しくなります。
売上計画は「悲観的に」に計算し、計画に基づく行動は「楽観的に」実践すべきです。
これが逆、つまり売上計画が「楽観的に」、実践が「悲観的」だと、大ぶろしきを広げた状態で難しい顔をして営業する日が続くことになります。当然、売上を上げていくことは難しくなってきます。

6)自分のやりたい味、店にこだわりすぎる

「自分のお店を持つ」という大きな夢を実現し、「自分のやりたいお店」「皆に食べて欲しい味」を提供したいと思うのは当然でしょう。

ただし、お客様の求めるものと、あなたが提供しているものが合致していないと、「需要と供給」のバランスが崩れ、必ずしも「自分が思い描くお店・味」がお客様に求められるものでは無いという事態になります。

自分の店、味に徹底的にこだわるおであれば、それが受け容れらる立地を徹底的にリサーチする必要があります。

さらに、店のコンセプトに従って商品開発をするにしても、「お客さんに食べてもらいたい物」ばかりに注力するのではなく、「お客さんが食べたいと思っている物」を提供するという視点を忘れてはいけません。

「店の主力商品より、サブで開発した商品の方がウケが良い」となれば、サブ商品を磨き上げることで利益が大幅に伸びる可能性もあるわけです。

例え、どんなに美味しいものを提供していたとしても、お客様が必要としていなければ、「食べたい」と思わなければ売れないのです。
冬の寒い時期に重宝するダウンジャケットを、真夏の暑い日に「着てください」と言っても、誰も着てはくれません。

自分のこだわりに合せて立地を選ぶか、お客様のこだわりに徹底的に応えるか、こだわりと柔軟性とはバランス感覚が大切です。

お客様の希望に応えてこその飲食店であることを忘れてはいけません。