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【事業資金調達:コロナ融資、2回目の申請は事業計画書・資金繰り表が無いと審査が厳しい】

【コロナ融資2回目を検討している経営者の方へ】

緊急事態宣言発令前の春先の話です。

当初は「新型コロナ対応融資」への申請申込件数は特別多いものではありませんでした。

が、4月上旬に「緊急事態宣言」が発令されると、一気に申請件数が増加しました。

政策金融公庫のサイトに公開されている数値をみると・・・

1月2020年19,434件2019年21,555件約0.90倍
2月2020年32,029件2019年34,881件約0.92倍
3月2020年60,791件2019年44,438件約1.37倍
4月2020年127,675件2019年37,915件約3.37倍
5月2020年183,017件2019年26,096件約7.01倍
6月2020年208,576件2019年23,236件約8.98倍
7月2020年120,151件2019年25,809件約4.66倍
8月2020年55,782件2019年23,469件約2.38倍

6月にピークを迎え、それ以降は徐々に件数が落ち着いてきていることが分かります。それでも、昨対から考えると、いかにコロナの影響が出ているかという事が分かります。

「起業家、中小・ベンチャー企業経営者の為の資金調達、金融」最新レポート

1、コロナ融資、2回目を検討する企業が増えてきます

緊急事態宣言が発令されてから半年が過ぎました。
コロナの猛威は収束を見せるどころか、ここ最近はまた感染拡大の傾向にあることは、みなさん良くご存じのことと思います。
春先にコロナ融資として、融資を受けることのできた経営者の方は受けた融資額はおそらく「月商の3か月」程度でしょう。
資金の供給元である国が、コロナの影響がこれほど長期化するとは想定していなかったため、「融資額は月商の3か月を目安」としていたためです。

ここにきて、春先に融資を受けたコロナ融資による資金が枯渇する企業が徐々に増えてくる気配です。
となると、「2回目のコロナ融資=追加融資」を検討せざるを得ない状況に入ってきます。

が、1回目のコロナ融資の審査とは違い、2回目のコロナ融資の審査はそれなりの厳しい審査が待っています。

2、2回目のコロナ融資は、審査をパスするハードルが上がります。

コロナ融資1回目は、本来融資の際には当然に審査される「経営内容」「財務内容」をほとんど考慮することなく、形式的要件(必要書類の準備)、売上要件(前年売上比が5~20%減少)を満たすことで、スピード重視で実行されてきた面があります。

ところが、2回目のコロナ融資に関してみれば、返済可能性についてしっかりと審査されます。
「ハードルが上がる」というよりは、むしろ通常の状態に戻るというべきで、1回目のコロナ融資がイレギュラー対応だったわけです。
「資金計画書」をもって、返済計画を示すことができなければ、「審査をパスしない」と当然の帰結が待っています。

1)1度融資を申し込んで断られると、少なくとも3か月は待たされます。

コロナ融資に限らず言えることですが、通常金融機関に融資を申込んで否決されると、「3~6か月程度」は多くの場合申込が難しくなります。
「否決理由が解消・改善されれば、いつでも再申請は可能です」とも言われますが、実際に直ぐに改善できるようなことばかりではなく、結果的に3か月や半年くらいは時間を要することになるようです。

2)「焦って融資の申込は絶対にしないこと」

1回目のコロナ融資の時と比べて審査のハードルが上がっています。
何の準備もせずに、「資金繰りが厳しいから」と言って焦って融資の申込をしてはいけません。

融資の申請を検討していると言うことは、その時点で資金繰りがそれなりに苦しい状況にあるはずです。
ここで焦って融資申込をして、「否決」とされると更に3か月~半年は、身動きがが取れなくなります。
つまり、準備さえ整えて段取りを踏めば、窮地を脱することができたはずなのに、焦ったばかりに逆に更に事態が深刻化する結果になってしまいます。
焦らずに、しっかりと準備を整えましょう。

3)2回目のコロナ融資で、準備すべきもの

2回目のコロナ融資を確実に審査をパスするためには、事前に借りられる確率を上げる為の資料を準備しておく必要があります。
「事業計画書」
「試算表」
「資金繰り表」
さらに、
「融資依頼書兼経営計画書」
これらを準備することで、2回目のコロナ融資を受けられる可能性は格段に上がるはずです。
しっかりとと準備を整えた上で、申し込みをしてください。

3、丸山事務所がお手伝い

2回目のコロナ融資を確実にするために、資料作りが大切なことは良くわかった・・・
でも、自分で作れるか・・・

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