「融資申込の為の5つの重要ポイント！」

これから創業する方、既に立派な経営者となられて、何期も何期も生き抜いてこられた方、どちらにしても、「金融機関からの融資」は、常に頭を悩ませる問題ではありませんか？

そんな経営者の皆様に、是非知っておいていただきたい、

「融資申込みの為の5つの重要ポイント」を書いていきます。

難しい言葉は極力使いませんので、ゆっくり読んでみてください。

　

これから起業する「創業者」が金融機関から融資を受けるには、日本政策金融公庫又は、制度融資を活用することが最適であることは間違いありません。
　
問題は、金融機関に申し込むに際して、どういったことをアピールするのか？
ということですね。

これだけは押さえておきたい、「５つの重要ポイント」をお伝えします。
これらは、創業融資に限らず通常の事業融資を申し込む際の基本的な考え方ですから、今後、融資を受ける際はこれらを頭の片隅に置いて取り組んでみてください。

では、その５つの重要ポイントとは・・・

ここで、貸す側の心理で考えてみてください。

あたたが、友人からいきなり

「ちょっと、お金を貸してほしいんだけど・・・」

と言われたら、どう思い、何を考えますか？
　

「お金を貸してほしい」と言う位ですから、ただの知人と言う訳では無さそうですね。

あなたも、できることなら力になりたい、と考えるかもしれません。

それにしても、こんなことを考えませんか？

１、一体いくら必要なのか？

２、そのお金を何に使うのか？

３、貸すのは良いけど、どうやって返してくれるのか？

４、もし、「返せない」となったら、どうするつもりなのか？

５、いつまでに返してくれるのか？

と、いざ「貸す」と決めたら、返済のことなど考えずに貸してしまうかもしれませんが・・・

「貸す」のは良いとして、そのお金は何に使われて、いつどうやって返ってくるのか、と言うことが一番気になりませんか？

実はこれは、金融機関も同じです。

つまり、上記の５点がそのまま融資申込み時の５つの重要ポイントと言えます。

１、必要金額（いくら貸して欲しいのか？）

２、資金使途（何に使うのか？）

３、返済財源（貸した後は、どうやって返してくれるのか？）

４、保全（もしもの時に担保のようなものはあるのか？）

５、期間（いつ返してくれるのか？）

銀行などの金融機関の場合は、融資をして、それに対する利息により収益を上げています。

この利息が金融機関の売上になるので、上記の５つのポイントに「金利（レート）」という概念がプラスされます。

これは、こちらの意思ではどうにもならない点が多く、特に起業時などは、金利交渉の出来るほど優良な企業は少ないと思いますので、あえて含みません。
　
まずは、この５点をはっきりと明確に銀行員に伝えてあげることができれば、
日本政策金融公庫の担当者や銀行員がいちいち確認しなくとも、必要最小限の確認だけで済み、非常に融資の取扱事務が効率よく進みます。
また、担当者への印象も、「お、この経営者はしっかりしているな。」と好印象になり、入り口の融資申込みや融資取扱いの判断スピードは、確実に速くなると言えます。

特に難しいノウハウが必要とか、交渉技術が必要とか、そんなことでは無いのです。

金融機関が知りたい情報を、「分かり易く、簡潔に伝える」。

　

これだけで、融資申込の際に好印象を与えることができ、その後の事務手続もスムースに進めることが可能となります。

これら５つのポイントについてしっかり説明できるように心がけてください！
それが出来れば、まず第一関門は、あっさりと切り抜けられるはずです。